国語はセンスだ。
受験をしていると、一度はこの言葉を聞く。
読める人は読める。
できる人は最初からできる。
そう言われると、どうしても不安になる。
英語や日本史のように、努力がそのまま点数に結びついている感覚が持ちにくいからだ。
特に運動部の場合、ここで焦りやすい。
勉強時間が限られている中で、
「国語も完璧にしなければいけない」と考えてしまう。
でも、ここに一つ誤解がある。
早慶の国語は満点を取る試験ではない
まず前提として、早慶の国語は難しい。
文章量も多く、設問も細かい。
すべてを理解し、すべてを正解するのは簡単ではない。
だから多くの人がこう考える。
もっと読む練習をしなければ。
もっと問題を解かなければ。
もちろん間違いではない。
ただ、ここで重要なのは目的だ。
早慶の国語は満点を取る試験ではない。
安定して落とさない試験だ。
国語で失敗する人の共通点
国語が伸びない人には共通点がある。
すべてを理解しようとする。
分からない問題に時間をかける。
納得できるまで考え続ける。
真面目な人ほど、この罠に入る。
でも試験では、時間は限られている。
一問に時間をかけすぎると、
取れるはずの問題を落とす。
これは戦略の問題だ。
国語は「できる問題を落とさない科目」
ここで考え方を少し変える必要がある。
国語は、できない問題をできるようにする科目ではない。
できる問題を確実に取る科目だ。
文章のすべてを理解する必要はない。
設問に答えるために必要な部分を正確に読む。
この意識だけで、点数は安定し始める。
選択と集中という考え方
ここまで読んで、「それでは点数が伸びないのでは」と思うかもしれない。
でも実際は逆だ。
完璧を目指すほど、点数は安定しない。
理由は単純で、再現性がないからだ。
調子が良い日は解ける。
悪い日は崩れる。
受験で必要なのは最高点ではない。
最低点を落とさないことだ。
そのためには、
- 確実に取れる問題を見極める
- 難問に固執しない
- 自分の得点ラインを理解する
この割り切りが必要になる。
運動部と国語の共通点
これは部活にも似ている。
すべてのプレーを完璧にしようとすると、動きが止まる。
できるプレーを確実に成功させる方が、結果は安定する。
国語も同じだ。
完璧な読解を目指すより、
安定した判断を目指す。
この感覚を持てるようになると、国語は怖い科目ではなくなる。
結論
国語はセンス科目ではない。
判断の科目だ。
すべてを取ろうとしない。
取れるものを確実に取る。
この選択と集中が、結果的に得点を安定させる。
そして最後に残るのは、最も再現性の高い科目になる。
日本史だ。
ここは才能ではなく、工程で差がつく。
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